「ハッとめざめる確率」の使い方・勉強法

ハッとめざめる確率使い方

あなたは、確率の問題の解き方や勉強法が分からずに、途方に暮れているのではないでしょうか?

確率は、数学の分野の中でも、特に得意な人と苦手な人がはっきりと分かれる科目です。それに、確率が苦手になればいくら勉強しても、ずっと点数が伸びないまま 受験本番を迎えるリスクが高いのも特徴の1つです。

そこで今回は、確率専門の問題集として人気の高い「ハッとめざめる確率」の使い方を紹介していきます。本書ほど賛否両論が分かれる問題集も珍しいが、 使い方さえ間違わなければ、必ず成績を上げることができる良書です。

ぜひ、参考にして下さい。

確率は数学の中でも超重要分野

数学では、微分積分がセンター2次問わず毎年のように出題される分野だが、確率も同じくらい重要な分野と言えます。

なぜなら、確率はセンタ―数学1Aでは必ず出題される分野だし、2次試験でも旧帝大クラスであれば、ほぼ毎年出題されると見て良いです。 赤本などであなたの志望校の出題傾向を調べてみて、特に過去3年確率が出題されているのであれば、今年も確率が必ず出題されると思って良いでしょう。

では、なぜこれほどまで確率が出題されるのかと言うと、以下の2つの理由が考えられる。

  • 理解するのが難しい
  • 計算ミスをしやすい分野でもある

この2つの理由には、おそらく身に覚えのある人も多いと思う。特に、「計算ミスをしやすい」と言うのが肝で、 この傾向があるから、確率は合格者と不合格者の差別化がしやすく、入試問題に出題されるのであろう。

しかし、これらの2つは、適切な勉強法によって克服することが可能です。では、実際にどのように勉強をすれば良いのかをみていきましょう。

「ハッとめざめる確率」の難易度・レベル

「ハッとめざめる確率」は、確率が全然分からない人のための参考書・問題集ではないです。あくまでも、数学の他の分野はまあまあできるけど、確率に不安があると言う人向けの問題集だと言えます。

具体的に言えば、数学のセンター模試・記述模試の偏差値が平均で50以上の人が使うと効果がある。

また、「授業や答え合わせの時には納得できるけど、新しい問題に取り組んだら全然解けない」と言う人には、効果が絶大です。 なぜなら、本書には、確率の考え方、確率の問題を解く上での着眼点が細かく書かれているからです。

もし、偏差値が50未満であったり、授業での解説を聞いても確率が全然分からない人は、「やさしい高校数学1A」をやった方が良いです。

本書は、教科書レベルの内容を丁寧に解説してくれており、確率のいろはを学ぶのに最適です。志望校に受かりたければ、必ずやっておこう。

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「ハッとめざめる確率」の使い方

本書は全部で第4章まで問題が掲載されているが、少なくとも第3章までは優先的に仕上げていきたい。なぜなら、第4章は応用レベルの問題なので、旧帝大を志望していても 別に要らないからです。基礎をしっかりと積み上げるのが、合格の近道だと言えます。

本書は、最初に公式の説明や証明を紹介した後に例題に入る形式になっているが、いきなり例題を解き始めても構わないです。そして、解けなかった例題があれば、その公式の説明を読んだり、問題の解法を 覚えたりするのが、効率の良い勉強法です。

一言で確率と言っても、期待値・二項定理・表裏のコインの確率など様々な問題がある。大体、本書を1周終えた時には、自分が確率でもどの問題の形式が苦手なのかがはっきりとしてくると思うので、 2周目以降は、その苦手な問題形式を重点的に勉強するのが良いでしょう。

他の分野の勉強はどのようにするか

たとえ、本書をマスターしたとしても、他の分野・教科がおろそかになってはいけません。実際にボクも経験しているが、 「微分が得意だから、確率を重点的に勉強しよう」と思って勉強したら、確率が得意になっても、微分の点数が前よりも低くなる不思議な現象が起こったりします。

なので、数学の勉強は本書ばかりやるのではなく、「確率70%、他の得意分野30%」のように、全く勉強をしない分野を作らないのが重要です。 人間の記憶力は、意外にも大したことがないのです。

具体的にどうすれば良いかと言うと、例えば、毎日数学の勉強を1時間やるとします。1問につき10分かかるとすると、全部で6問解けるわけだが、この内4問を確率にして、他の2問を違う分野にするのが、 バランスよく成績を伸ばすことができます。

他の2問の勉強は、「1対1対応の演習」を使うことをオススメします。入試に頻出の標準レベルの問題ばかりを集めており、これをマスターするだけでも偏差値65を超えることができます。

もちろん、確率や、他の入試には重要ではない分野の勉強は、「1対1の対応の演習」でやる必要はないです。

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